時は2023年、4月。
国王「やぁロミオ君。今日は本当にめでたい日だね」
ロミオ「はい、ありがとうございます。
なんせ今日は、わたくしロミオと愛するジュリエットの婚約日ですからね。
彼女がフィアンセ(婚約者)になる、最高の日になるはずなのたが、、」
国王「ジュリエット君はまだ到着していないのかね?」
ロミオ「はい、馬車が途中で遅れているそうで、、」
国王「そうなのか」
ロミオ「それにしてもすごい人数ですね」
国王「まぁな。なんせキミとジュリエット君は、超ビッグカップルだからな。
国のみんなでお祭り騒ぎじゃよ。」
そう。この婚約式には、数十万人という、観覧客が訪れていた。
国王「最近、ジュリエット君とはどうなんだね?」
ロミオ「実は、色々あって、ここ数ヶ月連絡がとれていなかったんです」
国王「そうなのか」
ロミオ「先月で、ジュリエットと正式にお付き合いをして1年が経ちました。
そして、この数ヶ月、僕はずっとずっとジュリエットのことを想っていた。
朝、起きたらまずジュリエットのことを考えた。
夜、寝る時も必ずジュリエットのことを考えた。
月が綺麗な日は、ジュリエットに報告したくなった。
楽しいことや嬉しいことがあった日も、ジュリエットに報告したくなった。
こんなにも人を好きになったのは、生まれて初めてだ。
本当に、本当に、ジュリエットのことが大好きだ。
君がいないだけで、世界は灰色にかすんで見える。
逆に、君がいれば、世界は綺麗に鮮やかに輝くんだ。
全てがキラキラして見えるんだ。
本当に大好きだ。
ジュリエット、、
空に向かって言うよ。
僕のフィアンセになってくれますか?」